「人権擁護法案」この一見まともなようで実はとんでもない人権侵害を国家の名の下に行う危険性を秘めた法案が、一昨年の3月に突然自民党法務部会に持ち込まれました。
その法案の危険性に気づいた心ある議員の皆さんが法務部会で体を張って反対を唱え、国会提出を阻止しました。その反対派の中心人物の一人が衛藤(えとう)さんです。
当時、反対派の中では最年長格であった衛藤(えとう)さんは地味な存在ではありましたが、法務部会を繰り返し開催して執拗に国会提出を図る推進派に対して一歩も引くことはせず、国会提出見送りを勝ち取るまで反対派を支え続けました。
ちなみに、この人権擁護法案とは、人権委員会なる法務省の外郭団体に「差別或いは差別を想起させる言動をした者」へ礼状無しの強制捜査権という警察や検察すら持っていない権限を認めるもので、しかも、その「差別」の基準が非常なあいまいであるという極めて危険な法案です。
つまり、ある人が誰かの言動を「差別だ」と訴えさえすれば、その相手は、無条件で人権委員会の強制捜査を受けてしまいます。しかも、誤認であった場合の救済措置が一切整備されておりません。
更には、その人権委員には国籍条項が設けられておらず、極論すれば、我が国日本を敵視する国の者すらその地位に就けます。
同時に、「人権擁護」と銘打っておりながら、人権を擁護する内容ではなく、「人権侵害者」を一方的に糾弾する内容にしかなっておらず、実際には「『人権侵害と認定された者』を糾弾する法案」でしかないことも大きな問題です。
衛藤(えとう)さんは、心ある幾人かの議員と共に上記のようなこの法案の危険性をいち早く見抜き、政治家生命を賭けて国会提出を阻止しました。
また、反対するだけでなく、本当の意味での人権擁護を進めるために「真の人権擁護を考える懇談会」にも加わり、精力的な活動を繰り広げました。
その後も一年半近くにわたって国会提出を進める推進派の水面下の活動は続いていましたが、安部首相が「在任中は国会には提出しない」と明言したことによって、現在では凍結された状態になっています。
しかし、もし、安部政権が倒れ、その後に安部首相と異なる思想信条を持つ者が政権に就いたときには再び浮上してくる可能性が有ります。
それを防ぐ意味でも、衛藤(えとう)さんには是非とも国政に復帰していただきたいのです。
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